
動物病院に通うなんて、まるでぼくの主義じゃないって
イメージだったけど、意外とたのしい。
いろんな飼い主さんや看護婦さんたちと
犬や猫のはなしで盛り上がるし・・・
って感じてた毎日だったのに。
またもあの治療で緊張の瞬間を強いられ、痛がるネコを見て
「その治療は、それでいいのか?」
「それ、必要なの?」
疑問とある種のくやしさが込み上げ
うるむ目で思わず先生をにらみ上げる格好になったぼく。
帰り道のあじさいが、きょうは一層ブルーに見える。
あ〜あ、信じられそうだったのに・・・
なにかしら、この失望・・・